※上記画像はイメージです。八面大王のモニュメントは、しゃくなげの湯近くの足湯にあります。
大人の遠足~所要時間1時間
このあたりは宮城と言う地区で、古くから伝わる八面大王伝説の舞台になった場所です。
安曇野は臼井吉見の小説『安曇野』で有名となり、現在のような観光地となりましたが、安曇野の歴史は浅いようで意外と古く、古墳時代までさかのぼる事が出来ます。
松尾寺横の郷土資料館へ行けばこの付近の古墳や遺跡から出土した装飾品や、刀、土器がたくさん展示されていて歴史好きにはたまりません。この八面大王も色々な説がありますが、平安時代初期の人物で謎の民族安曇族にも関係がありそうです。
この風景の先に見える歴史をひも解きながら歩くのも、「大人の遠足」にふさわしいと思います。
ウォーキングマップ

このコースの地図は、観光協会発行の『安曇野を歩こう』に「民話の里を歩くコース」として掲載しています。
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少し足を伸ばして里山を歩くのもお薦めです。中房川や森の中を流れる小さな渓谷、ギャラリーや工房が集まる「鈴玲ヶ丘学者村」周辺など。
コース案内

START! 祐明門
門を取り巻くように
十二支の彫刻が見事!!

〈1〉有明山神社
この神社には、八面大王を倒した田村麻呂の伝説の刀があるとか?

〈2〉
境内に大きな古銭が?
真ん中の四角を通り抜けると
ご利益があるようです。

〈3〉
神社を出てそば処くるまや脇を
入り不動尊へ

〈4〉
宮城不動尊左側に昔の人々が子宝祈願に訪れた子宝杉があります。不動尊の右を見ると魏石鬼の岩屋への看板があります。

〈5〉
熊注意の看板を見ながら岩屋まで人一人通るような山道を5分ほど歩きます。
道沿いには昔の行者が造ったのか何十体もの石仏が並んでいます。

〈6〉
八面大王が住んでいたとされる
魏石鬼の岩窟

〈7〉
岩の表面には仏様が刻まれていて、とても神秘的・・・。
近くに鬼の足跡といわれる岩もあります。道に迷わないように注意してください。

〈8〉
里に戻ると昔懐かしい風景が・・
のんびり里山歩きを楽しんでください。

GOAL!
有明山神社
周辺の風景

宮城地区は八面大王伝説があるように、古い歴史があり古墳も多い地域です。平安時代の古墳から馬具などの出土品も残っていて、松尾寺の隣にある穂高郷土資料館に展示されています。

中房川

油川近くを信濃路自然歩道が
有明山神社まで続いています。

有明山を望む矢村地区